Story12 -小学1年生後編-

2学期に入るとますますいろんなところで成長を感じるようになった。

まず運動会。

学校の先生も安全面とか考慮してくださったり、連絡をくれたりした。

綱引きの足への影響が気になるので見てほしいと言われ、練習も見学に行った。

本番でも本当によくがんばっていた!

楽しそうに走って体を動かす姿を見られただけで嬉しかったし、とても逞しくなったなって感じられた。

そして2学期に入ってひと月程経った頃に、近所のお友達の前で初めて話をすることができた。

その後からそのお友達に対しては少しづつ話ができるようになっていった。

とても大きな一歩だった。

その頃からかな、他に人がいても私やパパには普通に話をする場面が増えた。

 

そして学校でも先生の前ではないけど、お友達の中でみいの声を聞いたことがあるというお友達が増えてきたらしい。

 

きっかけとかあったのかははっきりわからないけど…

やっぱり気持ち的にリラックスしていて、言葉を発していいかなって思えたタイミングとかいろんないい要素が重なったんだろうなと思う。

小さな、繊細な、環境の変化がみいの中では感じられたんじゃないかと思う。

それはすごく些細な事だったりするのかも…

そのすぐ後にはピアノ教室でも初めて話せていた。

これは本当にびっくりした…

ピアノの先生とは出会ってからの期間が他の大人に比べて短かったから。

でもきっとピアノの先生が持ってる優しくて柔らかいリラックスできるような雰囲気は、みいにとって安心できる場所になっていて、それは話しやすいということに繋がったのかなと思っている。

 

後はとても話したいことがあったというタイミング。

休日のことを聞かれて、どうしても伝えたいエピソードがあったらしい。

具体的にいうと、お母さん(私)がプラネタリウムでウトウト居眠りをしていて、突然お母さんの頭がみいの頭にぶつかってきたというエピソード(爆)

これを笑いながら一生懸命先生に伝えていた…

こんな母の話で、みいの話せる場所が増えたのなら居眠りしてよかったよ(笑)

話は変わるが、2学期から学校に通級指導教室ができた。

とてもいいタイミングで作ってくれてありがたかった。

みいは学習面というよりは体幹の弱さや体力的な面、あとは場面緘黙への対応など、作業療法的に通級教室を利用してみてはどうかと先生が提案してくださった。

 

念のため通級指導教室について説明。

通級による指導とは、小学校又は中学校の通常の学級に在籍している軽度の障害のある児童生徒に対して、主として各教科等の指導を通常の学級で行いながら、障害に応じた特別の指導を特別の指導の場で行う指導形態です。

小学校に入学してからは言語・作業療法共に一旦卒業でいいだろうと言われていたので、通ってはいなかった。

何かあれば相談したり、臨時で受けられるようになっていた。

 

そんな中で通級指導教室が始まって、週に1回、先生と1対1で学習できる場所ができたのは、みいにとってとてもいい環境だったと思う。

実際、とてもいい先生に恵まれて「楽しい」と言っていたし、クラスだけではできない学習や学びがたくさんあったみたいだった。

 

驚いたのは2回目で(一言だったが)言葉が出て、ひと月後には通級の先生と自然に会話ができるようになったこと。

改まって挨拶をしたり、かしこまった場面ではまだ言葉はでないけど、そうではない時には自然と話ができたようで、通級教室内では少しづつ話ができるようになった。

この写真で思い出した。

ハロウィンのイベントで店員さんに「トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらうのだけど、自分ではっきり言うことができた時もびっくりだった。

 

体調的にはあまり変わりなかった。

そりゃ時々風邪をひいたり、熱を出したりすることはあったけど…

大学病院の定期受診は相変わらず、MRIとカメラで腫瘍をチェック。

右目の下にも小さな腫瘍がある可能性があるということ以外は変わりなく経過。

 

こども病院の整形外科も変わらずレントゲンと装具の調整をして、特に大きな変化なく経過していた。

小児科の大好きだった女の先生は転勤になってしまったけど、最後の診察の時に先生の前でスムーズに会話することができて、先生も驚いて喜んでくれた。

最後に話しているところを見せることができて私も嬉しかった。

そして1年生の3学期の本当に最後の方。

3月のある日。

初めて学校の担任の先生と普通に会話ができたと嬉しい報告があった。

先生からその連絡をもらった時は本当に嬉しかったし、先生が本当にすごく喜んでくれていたのがまた嬉しかった。

 

その後からはグンと学校で話せることが増えたようだった。

クラスのお友達にも授業中に声を出して教えてあげることがあったり、近所のお友達とのやりとりもより自然で言葉もしっかり出るようになった。

正直、6年間話さないかもしれないと覚悟していた。

ただみいが楽しく過ごしてくれさえすればいいと思っていた。

まさか、1年でこんなに成長して、場面緘黙を克服してくれるなんて思いもしなかった。

みいは本当にスゴイ。

何度も何度もそんな気持ちになった1年だった。

 

To be continued…

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