Story8 -言語・作業療法に通い始めた後の変化-

そういうわけで(どういうわけかは前記事参照w)4歳半ぐらいから言語療法と作業療法に通い始めた。

 

言語療法は言語聴覚士の先生、作業療法は作業療法士の先生が行ってくれる。

それぞれ1,2週間に一度のペースで通うことになった。

もちろん仕事をしながら、保育園に通いながらだったのでけっこう大変だった気がするけど、毎日必死だったようでどうやっていたのかあんまり覚えていない(笑)

作業療法は時間の都合で私があまり連れていくことができず、ほとんどパパに頼んでいた。

 

内容的には遊びも取り入れながら、コミュニケーションの練習をしたり、体や指先を動かしたりすることが多かったと思う。

言葉を発することが目標ではなく、まずはコミュニケーションがうまく取れるようになることが目標だった。

 

始まる時に先生が用意したカードからやりたいことをいくつか選び、それを順番にやっていって、最後にスペシャルタイムとして好きなことをして遊ぶ時間があるという感じだった。

それに先生が行いたいメニューが入ることもあった。

 

最初の頃は緊張している様子もあったけど、先生方が優しい雰囲気だったのもあり割とすぐに慣れて笑顔が増えていった。

始めて3か月ぐらい経つと、頷くだけだったところから時々「うん」と声が出るようになってきた。

同じ時期に作業療法でもパパと一緒にしていたことを先生とできるようになったり、1人でもできることが増えていった。

言語・作業療法に通うようになってから保育園でも保育士の先生への関わりが積極的になったり、明るくなったねと言われるようになって、登園時にはクラスの部屋まで私と一緒に行っていたのが、玄関でお別れできるようになり1人で部屋まで行けるようになった。

 

その後、カードを作ってそのカードを見せて”自分から気持ちを伝える”ということを試みたりもした。

それを保育園でも取り入れて、先生に「ピアノに行ってきます」(園内のピアノレッスンを受けていたので)のカードを見せるところから始めた。

これはスムーズにできたようだった。

(しかしその後「トイレに行きたいです」「わかりません」などいくつかカードを作って持たせたが、こちらは最初だけであまり思うように活用できなかった気がする。なにせ、非言語的に表情やしぐさで訴えるのが上手すぎて笑)

 

言語療法では、ひらがなはもう覚えていたので『トーキングエイド』という、50音のボタンがあって押すと声が出る機械を使ってコミュニケーションをとるようにしていった。

先生が言ったことや質問に対しての答えを指で押して答えるという方法。

自分の思っていることを相手に伝えるということが、この頃から少しずつ自信をもってできるようになってきたのかもしれないと思う。

半年ぐらい経つと保育園でもずいぶん活発になってきた気がする。

もちろん言語・作業療法に通い始めたからというのもあるが、それだけではなくて年齢的にも成長してきたことだったり、一番はお友達のおかげだと私は心から思っている。

 

保育園で出会ったお友達は本当にみんな優しくて、みいによく声をかけてくれていた。

男の子も、女の子も…(この頃はなぜかよく男の子と遊んでいたけど笑)

 

この時からずっと今まで、ありがたいことにお友達には恵まれていると親の目から見ても思っているのだけど…環境は大事だ。

何よりも一番大事なんじゃないかと思うくらい、場面緘黙児にとって周りの環境は大事だ。

 

だから私はみいの保育園時代のお友達に心から感謝している。

ありがとうしかない。

 

誕生日が来て5歳になって、そして年長さんになって…

(この間もマイコプラズマ肺炎にかかったりと、まあいろいろなことがあったけどそこは飛ばしていきます)

保育園の正門をくぐるとぴたっと話すことをやめていたみいが、保育園に着いて部屋に入る前の玄関までは私とは普通に話をしてくれることが増えてきたり、少しづつ自信がついてきたのかなと感じる場面も多くなってきた。

そして年長さんになってすぐのある日、お手帳に保育園でカルタ遊びをしたと書いてあったのでその話をすると、「初めて小さい声で読んだ…」とみいが言った。

びっくりした。

後日、先生に確認すると子ども達が「小さい声で少し読んでたよ~!!」と教えてくれたとのこと。

これが初めて保育園で声を出して話をした(読んだ?)と認識している記憶。(以前から笑うときは声を出して笑っていたけど)

 

すごい変化だな~ってものすごく嬉しかったと同時に子どもってすごいな~って思った。

みいが声を出して読んでいるということをすんなりと受け入れてくれて、騒ぎ立てず、小さい声でも責めずに聞いてくれて、その後も何もなかったように接してくれて…パーフェクトな対応だった。

それが自然とできる子ども達のことを本当にすごいと思ったし、素敵な子ども達だなってとても感動した。

レックに関しては定期的にMRI検査を受けていたのと、年長になってすぐ脳波の検査をした。

脳波は正常で特に問題なかったので、今後の再検査も必要ないとのことだった。

MRIでは脳内の腫瘍に関しては前回と変わりなかったが、右耳下の腫瘍は2年半前に比べると大きくなっていて、中下咽頭を圧迫していると言われた。

どういう状態か、処置が必要かということを耳鼻科に相談した方がいいということで、耳鼻科を紹介してもらった。

 

みいは寝ている時にいびきをかいていることが多いのだが、それも腫瘍の影響だろうと言われた。

今はまだ圧迫の程度が小さいが、圧迫が進むと熟睡できなかったり、息切れしたりする可能性があるとのことだったが、今のところはまだそれを感じることはない。(その部分だけ肥満の人と同じ状態になると言われた)

 

左足についてはひたすら骨折しないでと言われ続けていた(笑)

でも運動会での組体操だったり、なわとびだったり、とび箱だったり足に負担がかかる運動はたくさんある…

でも装具を着けることは絶対条件だけど、何もかもがダメなわけではなかった。

だから運動会の組体操も参加させてもらったし、かけっこだって普通に走っていた。

 

先生は『なんでも禁止にすれば安心だけど、子どもの精神発達に影響するようでは治療がうまくいっているとはいえない』と言ってくれた。

この言葉は結構大きかったと思う。

 

だから他の子に比べるとできることが限られる部分もあるけど、安全に配慮したうえでなんでもなるべく他の子と一緒にさせてあげようと思えるようになった。

おかげでみいはよく走るし、よく跳ねる。←注意されることもしばしば(笑)

今、禁止しているのは負担が大きいなわとびととび箱ぐらい。

言語・作業療法に通うことが生活に加わり本当に忙しかったけど、病院受診は相変わらずあるわけで…紹介された耳鼻科受診、そして就学前の知能検査と発達の検査もすることになっていた。

 

正直言うと私自身の体調もいまいちな時期で、仕事も忙しくて、我ながら本当にどうやってこの忙しさに対応していたのかなと思う…(あ、だから体調悪かったのかな笑)

 

To be continued…

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